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カズチカ・ビッグバン!! オカダ vs 柴田(2017.4.9 両国国技館)

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昨夜の SAKURA JENESIS 両国大会メインイベント、オカダ・カズチカ vs 柴田勝頼 のIWGPヘビー級選手権は、まさに一線を超える死闘になった。

柴田のキレッキレの技の数々、そしてその技を受けきったオカダの怪物ぶり。

最終盤、柴田は、普段ならスリーパーで落としたあと、PKでピンフォールに持っていくのだが、オカダの右手をつかんだまま、PKを何発も打ち込んだ。

その直前に、完璧に決まっていたグラウンド卍でギブアップしなかったオカダに対して、もはやピンフォールなどで勝つつもりがなかったのだろうか・・・?

試合は、二人ともに精魂が尽きかける寸前、一発のレインメーカーで決まった。

 

 

さて、今日の新日ワールドの実況解説者は蝶野氏、ミラノ氏、ライガーだった。

そして、さすがにレスラーの解説は的を得たものだったので、一部再現してみました。

 

(試合が終了し、ファレに襲われたオカダが退場していく)

野上アナ 「オカダが防衛したにもかかわらず、最悪な結果になってしまったここ両国です。ミラノさん、なんとも複雑な気持ちですよね?」

ミラノ 「あんだけの激闘、どんだけ命削ったかは、見てるファンはみんな分かってますよね。精魂尽き果てて、立っているのがやっとの状態(のオカダ)なのに、あの(ファレの)襲い方、納得している人いますか?」

野上アナ 「ライガーさん、もう最悪の気分なんですが?」

ライガー 「試合が凄かったぶん、ほんと思うんですが、なんであんな風に急襲して、痛めつけて、なぜ? ファレ選手の実力はもうみんな知っているわけですよ。こないだ準優勝(NJ-Cup)だったし。堂々と出てきて、次は俺に挑戦させろで、ファンは納得すると思うし、イケイケとなると思うんです。なぜああいうふうに相手を叩きのめして挑戦表明しなくてはいけないのか、それが分からない。正々堂々と正面からいって、挑戦させろとなぜ言えないのか?僕はホントに不思議に思う。」

野上アナ 「ホントにそうですよね。柴田勝頼はそれこそニュージャパンカップを制して、正々堂々とオカダ・カズチカに名乗りを上げて、この舞台に駒を進めてきたわけです。そういった意味でも、蝶野さん、柴田勝頼の今日のタイトルマッチは、胸に迫ってくる様々な思いが感じられましたよね?」

蝶野氏 「そうですね。柴田選手も、もう自分が知っていた柴田選手とは全く違っていて、様々な技を持っている、戦い方を持っている。それから彼が一番強いところは精神論だと思います。今日も何回も責められ追い込まれていたけど、1回チャンスはありました。チャンピオンを攻め切って、ここはもうチャンピオンもくじけるんじゃないかと。もうこういう試合になると最終的には心が折れるか折れないかというところになりますから、ホントにもう追い込むギリギリのところがあったのですが。そこを最後攻めきれずに、それだけチャンピオンがタフでしたね。」

野上アナ 「あらためてライガーさんはこのタイトルマッチ、どんな感想をお持ちですか?」

ライガー 「いやぁ、凄い試合。これ以上の試合はないんじゃないかというくらい。ドームの時もそうでしたが、オカダ・カズチカ選手の引き出し、タフさもテクニックも、もうすべてにおいて、今、もう勝てる選手いるのかな?ってホント純粋に思いました。それぐらい、今日はオカダ・カズチカ選手は強かった。」

野上アナ 「ケニー・オメガ戦が46分、鈴木みのる戦が40分超え、今日の柴田戦も38分です。もう、十分に挑戦者も追い込んでいるんですが・・・」

ライガー 「いや、蝶野選手もさっき言われましたが、やはりオカダ・カズチカ選手の手のひらの上で転がされていた部分があると思うんです。オカダ選手が座り込んで、柴田選手に顔を打ってこい!と誘った部分がありましたよね。あれは自分のペースに乗せるため敢えて相手の土俵に入っていった、そういう上手さがあった。」

蝶野氏 「いやーあの駆け引きは上手いですよね。試合の運び、自分がどこかで中心になって、最低限の動きの中で攻防を交わしているというね。体をいかに消耗させずにという戦い方をチャンピオンとしてしていますよ。」

野上アナ 「柴田の土俵に乗せられたのではなく、自分で乗ったわけですね?」

ライガー 「そうです、終わってみればそうなんです。それくらい奥が深い。オカダ・カズチカ選手、ヤバイ!」

(リプレイVTRが流れる)

野上アナ 「ミラノさんはこの場面、どう見ましたか?」

ミラノ 「やっぱり、どうやって切り崩すんだろうという、そこも、皆さんがおっしゃったように敢えてそうやっていったのかと思いますけどね。もう頂点を取っている選手なんですが、試合をしながらも、なおまだ伸びているというか、凄く思うんですよね。」

野上アナ 「(オカダ選手が)周囲から「どんどん防衛のハードルが上がってきてますよね?」と声を掛けられるそうですが、「どこまでも上がってかまわない。その上を俺は行ってみせる」とオカダ選手は話しているんですよね。」

ライガー 「もう、カズチカ・ビッグバンだ!どんどん広がっていってる。どこまで行くか分からない。」

蝶野氏 「あとチャンピオンというのは、一人だけではいい試合はできない。いい挑戦者が産まれてきて、ちょうど今の新日本プロレスは次々といい挑戦者が出てきていますから、どんどんチャンピオンはね、そういう対戦相手を食って食って成長していくと思うんですよ。」

野上アナ 「今、情報が入ってきて、オカダ・カズチカはコメントなく引き下がっていったと。そして柴田勝頼もいまところコメントは出していないと。花道を出たところで、つまりお客さんから目につかなくなったところで倒れこんだということです。」

蝶野氏 「それだけの戦いでした、今日は。」

ライガー 「そんな状態でも若手の肩を借りずに帰りましたから、らしいと言えばらしいですよ。」

 

そんな柴田は花道の奥で倒れこんだ後、動けなくなってしまいました。

そして、未明の緊急手術、5時間ちかかったそうです。

今は、一刻も早い回復を願うのみです。